昨日のお試しコンサルでは、 「紹介経由の受注を増やしたい」 「どんな媒体を作ったらいいだろうか」 というご相談をいただきましたが、 詳しく聞いていくと、 「チラシとかカタログとか作るより 明らかにSNS活用の方が効果的ですね」 という話になりました。
紹介の流れがBtoCtoCでしたので (消費者向け商材で、既存顧客から 新規顧客を紹介をしてもらう流れ)、 チラシやカタログを渡しておくよりも、 ちゃんとSNSアカウントを運用して 簡易のカタログ化しておけば、 紹介者は知り合いにそのアカウントを 教えるだけで済みます。
チラシとか紙媒体は、 常に持ち歩いてもらうのは現実的ではないし、 データで渡したっていざ紹介したいときに 「データどこにあったっけ?」 と探す手間が発生するので せっかく発生した紹介の流れを 断ち切ってしまう恐れが高い。
それよりも今なら、 SNSで繋がっておいて、 しっかりと運用更新しておけば、 既存顧客に常に最新のカタログを渡しているのと 同じ効果が生まれますし、 制作コストも更新コストも低い。
ということで、 「紹介増やしたい」←戦略 「ちゃんとSNSやりましょう」←戦術 が決まったところで、 「で、SNS運用、できますか?」 という話になります。
今回の目的はさまざまな既存顧客から 紹介を得るためのSNS運用なので、 その場合の僕がいう「ちゃんとやる」は、 相手が特定のSNSしか使わないなんて想定は 今の時代には機会損失以外の何者でもなく、 「Instagram、Twitter、Facebook、 noteくらいは全部やりましょう」という意味。
紹介者が普段使っているSNSで繋がってないと いざという時に紹介に使ってもらえません。 だから全メディア戦略になる。
そこで出てくるのが運用コストの問題。 一つの投稿ネタに対して、 最低でも4メディア分の投稿を作るのがしんどい、と。 これでは、戦術を立てても、実行されない。
これを大半のコンサルタントは 「アドバイスしてもクライアントが実行しない」 とぼやきますが、 運用リソース、運用コストの調整も含めて 「戦術の“できる化“」までしないと 意味ないと思っています。
なのでここからはひたすら「やり方」の 超具体的なレクチャー。 相談者の運用負荷を下げることを最優先して
・投稿文はChatGPTでいいです ・投稿画像はCanvaでこんなテンプレ使って こんなふうに作ってください
と、楽な方法をしっかり考える。
さらに、「オリジナルアイテムを 作って売りたい」ということだったので、 「作家性を求めないなら、 画像生成AIで、こんなふうに作れます」 とグッズイラストの作り方をレクチャー。
・ChatGPTでmidjourney用の プロンプトの作り方 ・midjourneyの基本操作、 グッズのデザインバリエーションの作り方 ・Canvaでモック画像の作り方
までお話をして、 「どうですか、できそうですか?」 「希望が見えました(笑)」 という感じで終了。
戦略も戦術も、確かに大切。 でも、それ以上に大切なのは 「それが実行できるまでの噛み砕きと 具体的な手法の構築」。 どんな戦略も戦術も、 実行されて初めて価値がある。
手法の解像度を上げまくった上で、 クライアントの使えるリソースに合わせて 運用コストを可能な限り下げる。 (上記手法は普通に外注で運用したら 月額40〜50万かかりそうなことを、 自身の労務費を除けば1万円以下に抑制)
「できる気がしてきた」 といってもらえたので、 「ぜひやってください」 といって終わるのが、 僕のコンサルのいい終わり方。
じゃないと、次にお会いしたとき、 「やってみてどうでしたか?」 「いえ、まだできてないです」 だったら、お話してもしょうがない。
とにかく、具体的なプランやら やり方やらに落とし込む。 難易度もちゃんと「出来るレベル」まで 調整するのが、大切です。