エフェクチュエーション入門セミナーを共催で開催いたしました

2025年10月16日、当社はnew try meとの共催により、事業承継者・起業家向けの「あるものに気づく、できることから始める~エフェクチュエーションで学ぶ 新規事業の第一歩~」セミナーをOKB岐阜中央プラザ わくわくベースGにて開催いたしました。

セミナー開催について

現代は市場の急速な変化により「計画通りに進められない時代」となっており、特に地方の中小企業では新規事業への挑戦が求められています。しかし「失敗のリスクが怖い」「何から始めればよいかわからない」といった声が多く聞かれます。

こうした課題に対し、当社代表の中島は、不確実な状況下での意思決定手法として注目される「エフェクチュエーション」の東海エリアにおける普及活動を展開しており、今回のセミナー開催に至りました。

エフェクチュエーションとは

エフェクチュエーションは、優れた起業家に共通する意思決定ロジックとして2008年に米国サラス・サラスバシー教授が提唱した手法です。「手元にある資源から始める」「許容可能な損失の範囲で行動する」などの5つの原則により、不確実な状況下でも新規事業を創出できる実践的手法として、海外では起業家教育の定番となっています。

当社代表の中島は日本エフェクチュエーション協会認定アンバサダーとして、名古屋を中心に普及活動を行っています。

セミナー内容

当日は、理論解説から実践事例紹介、ワークショップまで、充実した内容で実施いたしました。

第1部:エフェクチュエーション入門講座
代表・中島正博による理論解説と、5つの原則(手中の鳥、許容可能な損失、レモネード、クレイジーキルト、飛行機のパイロット)の紹介を行いました。

第2・3部:実践事例紹介

  • ニッケンかみそり株式会社様:カミソリメーカーから農業分野への進出事例として、ぶどう巻きつる処理機の開発について
  • 株式会社岐東ファミリーデパート様:経費ゼロ、2週間で地方店舗の再生に着手し、地域コミュニティハブを創出した事例

第4部:ワークショップ
参加者自身の「手中の鳥」(保有資源)の棚卸しと、グループでの相互フィードバックを実施しました。

参加者の声

  • 「エフェクチュエーションの考え方を知ることができ、改めて自分の手中の鳥を考えることができた」
  • 「アトツギとして、どうしていったらいいのかという危機感だけがありましたが、同じような考えをもっている仲間に出会えて、とてもいい機会になりました」
  • 「参加されている方々も活動の幅が広い方ばかりで良い刺激をいただきました」

企業研修・講演のご依頼について

当社では、企業向けのエフェクチュエーション研修、経営者・事業承継者向けワークショップ、講演などを承っております。不確実な時代における新規事業創出、イノベーション人材育成にご関心のある企業様は、ぜひお問い合わせください。

 

Meet the author

中島正博

1984年生まれ。名古屋大学文学部西洋哲学専攻。株式会社ジェイアール東海髙島屋に入社し、婦人服売り場、ブランドジュエリー売り場、広告、外商、経理などを経験し、2020年に退職。 マーケティング、コピーライティングのディレクションや企業の組織構築、マネジメント、人材採用・人材育成など、中小企業を総合的に支援するほか、経営者の個人コンサルティングなども行う。 生成AIの実践的活用の専門家。名古屋商工会議所にて生成AI活用相談員を担当。

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