「スモール&クラフト」ブームの先に待つもの

2021/05/31 注目の新聞記事紹介

今日もっとも気になったのは「(日経MJ 創刊50周年)私とあなたの流通革命:日本経済新聞」。今後、「スモール&クラフト」な商品やサービスがたくさん出てくるのは予想がつくが、さてそこでもやはりある程度行くとコモディティ化は起きてくる。それはおそらく、スモールビジネスがプラットフォームの力を借りて商圏拡大しようとすることで起きるだろう。供給ハードルが下がったからといって、起きる問題は大差ない。そこで、ブランディングやマーケティングが再度必要性を増す。

(1)政治:Politics

成長シフトへ再教育 政府、制度拡充で30万人支援:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72422780R30C21A5MM8000/

 教育訓練給付制度はデジタル人材の育成に重点を置く。介護や看護などに加え、AIやデータサイエンスの講座を増やし高い技術を持つ人材を育てる。19年度は約11万人が利用しており最大7割の公的な補助もある。公共職業訓練は福祉などを学ぶ授業が受けられる。

AIやデータサイエンスの講座を受けるための基礎学力や基礎教養がある求職者がどれくらいいるのだろうか。理系人材はもとから募集が多くて、そんなに職に困っていないような気がする。問題は、専門性も教養もない文系人材をどうするかなのではないかな・・・。(僕自身も文系)

(2)経済:Economics

オークラ、京都に新ホテル 国内20年ぶり:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72419690Q1A530C2TB0000/

 背景には外資系ホテルの攻勢もある。不動産サービス大手のジョーンズラングラサール(JLL)によると、19~26年に開業、または開業予定の高級ホテルのうち、外資系の割合は東京で約8割、京都で約7割弱を占める。コロナ前から計画されていたものがほとんどだが、訪日客が激減しても計画見直しは少ない。

 米ヒルトンは9月、京都市に超高級ホテル「ロク キョウト LXRホテルズ&リゾーツ」を開業する。米マリオット・インターナショナルも22年までに国内ホテル数を70施設から100施設以上に増やす計画だ。不動産サービス大手CBREの土屋潔ディレクターは「日本は潜在的に高級ホテルが足りず、コロナ後に成長が見込める」と指摘する。

ワクチン接種がある程度進んだら、富裕層は海外旅行に戻ってくるという読みであって、海外旅行の総量がまるっとコロナ前に戻るわけではないだろうな。

【月曜経済観測】急回復でコンテナ逼迫 輸送効率、コロナ前戻らず:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72422510R30C21A5NN1000/

 「巣ごもり消費などで盛り上がった需要は、どこかで修正されるはずだ。人の移動が自由になるにつれ、モノからコトへ消費はシフトする。ただ、アジア発・北米向け航路のコンテナ輸送量は4月も2019年の水準を2割強上回るなど需要は強いままだ。潮目の変化は想定より遅れ、年後半になるかもしれない」

コロナによって「モノ⇒コト」から「コト⇒モノ」への逆シフトが起きたという発想は面白い。コトが楽しめなくなったから、致し方なくモノに走った。ただ、供給を阻害されなかった「デジタルなコト消費」は加速している。

(3)社会:Social

今日はなし

(4)技術:Technology

今日はなし

(5)マーケティング

(日経MJ 創刊50周年)私とあなたの流通革命:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72399590Y1A520C2H11A00/

サプライチェーンのグローバル化で、海外で安価に製造できるようにもなった。小売店を介さず、商品を直接販売するD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)の新興企業が既存のメーカーとは一線を画す商品を相次ぎ生み出している。

かつては、みんなが持っているマスブランドを持つことに安心する消費者も多かった。現在は、自分にとって大事だと思えるモノを買いたい消費者が増え、小規模でも個性的なスモールマスやクラフトのブランドが支持を集めている。

キーワードは「スモール&クラフト」か。ただ、スモールビジネスはブランディングに大きな費用をかけるのは難しく、ニッチを責めてもどこかである程度は同室化するだろう。その問題との向き合い方は、すなわち商圏設定になるのではないかと。プラットフォームが便利になったからといって、商圏を広げすぎると自爆しそうだな。

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