【スロベニアの刑務所ホテルの事例】人の興味を惹くコンセプトづくりとは?

ドラマで見る刑務所の独房。「あそこで寝食を過ごすのは、どんな気分なんだろう?」そんなふうに思ったことはありませんか?もしも旅先で、ちょっとだけそんな体験ができたらどうでしょうか?今日の記事からは、多くの人に興味を持ってもらえるコンセプトづくりについて学びます。

【引用記事】

(ご当地Price) スロベニア 元刑務所への宿泊5000円 独房おしゃれに、芸術家が再生

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76679830V11C21A0H96A00/

【記事要約】

・中欧スロベニアの首都リュブリャナに一風変わった宿泊施設がある。元刑務所を改装したホステルで、存続を熱望した芸術家によって独房はおしゃれな客室に生まれ変わった。刑務所の雰囲気を味わおうと海外から多くの旅行者が訪れている。

・10月、リュブリャナ駅から数分歩くと、ひときわカラフルな建物が目に飛び込んできた。2003年にオープンしたホステル「ツェリツァ」だ。もともとはこの地域を支配をしていたオーストリア・ハンガリー帝国軍によって建設された刑務所で、100年以上使われてきた。1991年のスロベニア独立後、当局によって取り壊されそうになったが、芸術家らが占拠し阻止。その後、世界各国から集まった80人以上の芸術家の手でホステルに生まれ変わった。

・独房だった小さな客室は芸術家が設計し、それぞれデザインが異なる個性的な内装に仕上げた。刑務所の雰囲気を残すため、ドアや窓には鉄格子が取り付けられている。廊下はどことなく哀愁感が漂う。シャワーやトイレは共用。家族や他の客と泊まるドミトリータイプの部屋もある。地下には刑が重い囚人が収容されていた暗い独房がそのまま残されている。

・料金はシーズンによって異なり、独房タイプの部屋に1人で宿泊した場合、朝食付きで39ユーロ~72ユーロ(約5000円~9500円)。ホステルと聞くと、バックパッカーの宿というイメージがあるが、珍しい雰囲気を体験したいと30~40代の客も多く、客層は幅広い。

【ポイント】

・普段は泊まれない(泊まりたくもない)刑務所に、ちょっとだけ泊まれるとしたら、興味を抱く人は多いだろう。

・人の興味を惹くための要素はいくつかある。限定性(時間、数量など)、希少性(手に入りにくいなど)、意外性(見たことや聞いたことがない、想像がつかない、など)、新規性(最新、最先端など)といった感じである。今回のホステルは「刑務所」×「宿泊」という意外性を活用している。

・加えて芸術家がデザインしているという価値や、ちゃんと設備が整えられているので快適であるという宿泊施設としての基本機能もしっかり押さえている。

【マーケティング思考を実践するワーク】

・あなたの商品と全く異質なものをいくつかリストアップして、「みんなが興味を持ちそうなキャッチーなもの」を3〜5個選びましょう。

異質なもののリストアップが難しければ、このようなサイトを利用しても良いです。

https://tango-gacha.com

・次に、リストアップした単語とあなたの商品を無理やり結び付けましょう。こじつけでも構いません。

・企画や体裁が無茶苦茶でもいいので、とりあえず「どんなものか気になる・・・」と興味を持ってもらえそうなものを1個だけ選びましょう。

・選んだものを誰かに見せて、「この商品、どんな商品だと思う?」と聞いてみましょう。その答えをもとに商品のイメージをさらに膨らませてみましょう。

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