「不便な買い方」を楽しませるビジネスモデルとは?

京都に「ゴミを出さない」スーパー

斗々屋、個包装せず量り売り

(引用記事)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75295700R30C21A8HE6A00/

【記事要約】

・オーガニック食材の輸入などを行う斗々屋は「ゴミを出さない」ことを目標として掲げたスーパーを開店した。肉や野菜といった生鮮食品や、粉せっけんなどの日用品などは量り売りする。納品から購入まで、ゴミが出にくい店作りを行う。

・商品は個包装せず、量り売りすることでごみを減らす。昼間はスーパーとして営業し、午後6時以降は飲食店に衣替えし、その日売れ残った食材を料理して提供する。

・利用客にはなるべく容器を持参してもらい、購入した食品などを持ち帰ってもらう。

・生鮮食品の一部や総菜などは、対面販売コーナーで顧客が注文した量を量り売りする。

・容器を持っていない利用客には、百円から数百円で容器を貸し出す。

・午後6時以降はレストランとして営業する。食品ロスを避けるため、売れ残った生鮮食品などを食材として活用した料理を提供する。日によって食材が変わるため、固定したメニューは設けない。

・レストランとは別に、売れ残った食材を有効活用するため、総菜などに加工して販売している。

・納品から購入までゴミを減らす取り組みを実践する。例えばうどんは、斗々屋が仕入れたオーガニックの小麦粉を京都の製麺所でうどんにする。うどんは木箱でまとめて運び、ゴミが出ないようにする。包装が必要な遠方からの納入品は、再生紙を利用した段ボールや分解されやすいバイオプラスチックを使うなど工夫する。

【ポイント】

・このお店の紹介記事:https://flat-media.net/?p=2099

・単に「ゴミを出さないために量り売りにしました」だけだと、顧客にとっては「いい話だけど、不便で使いづらい」と感じられてしまう

・量り売りを「自分が欲しい量だけ買える買い方」と紹介したり、デポジットで利用できる容器のデザインやテイストがナチュラルでオシャレだったりと、量り売りという体験自体を楽しめるようにデザインされている。

・残り物のレストランはあえて顧客と店員の垣根を曖昧にしてコミュニティ感を出すなど、「顧客に価値を提供する」よりも「顧客とともに価値を創造する」ことを目指しているように見える。

・義務感や正義感だけでは顧客は疲れてしまう。プロセスを楽しんでもらうことも大切。

【問いかけ】

・あなたのビジネスが「地球や社会にやさしい」と言われるためには、どんなことをするのがよいでしょうか?

・それを実施する際に、顧客に不便を強いるとしたら、その不便をあえて「楽しませる」ことはできますか?

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