【ブルドックソースの新商品】揚げ物にも粉物にも使えるソースに学ぶ、お客様の「使いきれないかも」という不安を解消するマーケティングとは?

【ブルドックソースの新商品】揚げ物にも粉物にも使えるソースに学ぶ、お客様の「使いきれないかも」という不安を解消するマーケティングとは?

商品やサービスが売れない理由の一つに、「どれを買えばいいかわからない」というものがあります。商品やサービスが魅力的だけど、いくつかの商品が同じくらい魅力的であったり、いくつかのサービスの違いが分かりにくいために、最終的に「これを買う」という購買決定の前で立ち止まってしまうという訳です。せっかく商品やサービスがいいのに、結果的に売れないなんて悔しいですよね。どうすればこの問題を解決できるかを、ブルドックソースの新商品の事例から学びます。

参考記事

(着眼着想) 「Jソース」揚げ物に粉物に 使い切りやすく

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75642670Q1A910C2H27A00

記事要約

・ブルドックソースが2月に発売した調味料「Jソース」が話題を集めている。「ウスター」や「中濃」など用途によって使い分けられたソースが一般的ななかで、とんかつなどの揚げ物やお好み焼きなどの「粉物」などさまざまな料理に使える万能さにこだわった。

・「消費者調査で味の濃さや使い切るまでに時間がかかるといった既存商品に対する不満が浮かびあがった」。これまで揚げ物用のソースは酸味と辛みが強い一方、お好み焼き用はだしの風味や甘みが強いという異なる特徴を持っていた。料理に応じて使い分けている消費者は、賞味期限までに1本のソースを使い切れないこともあり、不満につながっていた

・開発にあたっては、揚げ物と粉物のどちらに使用してもおいしく味わえるように味を調整する作業が特に困難だったという。100以上もの試作品を経て、最終的にはカツオや昆布のうまみをブレンドし、レモンと酢を加えて酸味や辛味、塩味のバランスを整えつつすっきりとした味わいに仕上げた。

・担当者は「日常的に使ってもらえる新しいソースとして定着してほしい」と意気込む。消費者のソースに対する潜在的な不満を解決してソースの市場を広げることができるか、業界の注目が集まる。

ポイント

・今回の事例は、定番である「ウスター」「中濃」という商品分類が、逆にお客様のニーズを満たすことを阻害していることに気づいた事例。

・「帯に短し、たすきに長し」と感じると、お客様は「足りないかもしれない」「使いきれないかも知れない」と不安になり、購入が遠のいてしまう。

・それに対して、「こんな使い方やレシピもありますよ」と使い方の提案を増やすことで、「いろいろなことに使えるなら、余らせずに済むかも」と思わせる手法が一般的だと思う。

・しかしこの「Jソース」は、そもそも商品の使い勝手を向上させ、より幅広く使える商品にすることで、「使いきれないかも」の不安を解消している

この事例を生かすための質問

・自社の商品やサービスのなかで、お客様が「この二つのどちらを買おうかな・・・」と迷ってしまうものはありますか?

例:回数券の6回分と9回分、似たデザインのグッズ、少ししか違わないサービスプラン(マッサージの首・肩20分コースと首・肩30分コース)

・それらを一つの商品にまとめたり、中間のプランを作ったら、お客様の迷いや不安を解消できますか?

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