【◯◯風で切り開く新市場】和風アフタヌーンティーに学ぶマーケティング

少し前から、アフタヌーンティーの人気が高まっています。ゆっくりお茶をしてくつろぎながら、かわいいお菓子や軽食を楽しむ、優雅な時間の過ごし方。さらにSNS映えもする。そこに「和風アフタヌーンティー」がサブトレンドとして出てきているようです。今回はトレンド自体よりも、「◯◯風」を使いこなして、自社サービスと少し遠いトレンドにキャッチアップしたり、話題を作るための方法を考えます。

【参考記事】

アフタヌーンティー、和の洗練 和菓子や抹茶・手毬寿司を上品な小箱に 年配客も楽しめるシックさ

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78345960Q1A211C2HF0A00/

【記事要約】

・漆塗りの三段重箱に和菓子が入っていたり、手毬寿司(てまりずし)が並んでいたり……。ミニサイズのスイーツや紅茶を楽しむ英国発のアフタヌーンティーで、和の趣向を凝らしたメニューが広がりつつある。アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」にいそしむ男性も見られるようになり、”午後の紅茶”の世界はより渋く、よりバラエティー豊かになろうとしている。

・漆のツヤが美しい重箱に目にも華やかなスイーツや塩味のセイボリーがひしめき、お正月のおせち料理のような趣向をこらしているのは「パレスホテル東京」(東京・千代田)の「冬のアフタヌーンティー」(6200円)だ。フランボワーズのマカロンや苺のタルト、洋梨のコンポートといった洋菓子に加えて、かのこなどの和菓子も堪能できる和洋折衷の構成だ。メニューに合わせて飲み物も紅茶だけでなく、日本茶や中国茶のメニューも充実させた。

・甘味だけでなく、すしやミニサイズのおにぎりなどセイボリーメニューも充実させているため「若年層だけでなく比較的年配のお客様の利用も多い」(ブランド戦略室マーケティング課コミュニケーションズ マネジャーの塩原沙織さん)。友人と訪れた横浜市在住の50代女性は「おいしいサンドイッチもいいけれど、ご飯ものがあるとちょっとほっとする」。ランチよりもゆっくりおしゃべりを満喫できるのも魅力だ。

・コロナ禍で大人数の会食や夜間の飲酒に足が遠のいてしまったという人は多いとみられる。一方で、友人や知人ととりとめのない話をしながら食事を共にする時間をかけがえのないものと感じる人も。誕生日ディナーや忘年会などの代わりにアフタヌーンティーを利用する人も多いという。

【ポイント解説】

・アフタヌーンティーというと、いかにもエレガントで高級なイメージがある。もちろん事例として出ているのは高級ホテルなので実際に高級だが、そうである必要はない。「アフタヌーンティーが流行っている」という情報を知ったときに、「うちはそんな高級じゃないから」「うちは洋風じゃないから」関係ないと思うのではなく、「うちは庶民派路線なので”お手頃アフタヌーンティー”にしよう」「うちは和風だから”和風アフタヌーンティー”にしよう」と、うまく取り入れるのが大切。

・また、この「◯◯風」というのは非常に便利。「中華風」「アフリカ風」「平安風」「古代ローマ風」となんでも作れる。そして、「和風」+「アフタヌーンティー」が意外性があって人の興味を惹けるように、「◯◯風」をうまく使えば話題性を生み出しやすい。

・ポイントは「A風のB」としたときに、なるべくAとBの距離が離れている方がいい。アフタヌーンティーがイギリスの文化なので、和風アフタヌーンティーはまさしく対極の組み合わせ。他にも「シェイクスピア風アフタヌーンティー」にしたら、同じイギリスだけど現代と中世という時間的な距離が生まれる。

【マーケティング力を高めるヒント】

・あなたの商品やサービスに対して、多くの人が抱いている共通のイメージはありますか?

・そのイメージと全く対極の要素を取り入れてみると、何風になるでしょうか?

・あるいは、今のトレンドをあなたの商品やサービスに取り入れたとき、その独自性を打ち出すには「何風」と名前をつけるのが良いでしょうか?

【関連リンク】

・用語解説「ヌン活」 https://numan.tokyo/words/7umes

・パレスホテル東京のヌン活 https://www.palacehoteltokyo.com/restaurants-bars/afternoontea/

【ご案内】

・まーけてぃんぐ勉強会@オンライン https://snowflake-consulting-1.hubspotpagebuilder.com/ja-jp/marketing-study-session

・中島とのランチミーティング https://timerex.net/s/masahiro1.nakashima/94b4f079

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