ファシリテーターが押さえておきたい「議論の3ステップ」とは?

効果的に議論を進めるためにファシリテーターが押さえておきたいのが、「議論の3ステップ」です。 議論をプロセスに分けることで、今 議論がどの段階まで進んでいるのか、その段階で自分が何をしなければならないのかを把握することができます。

ステップ1:ウォームアップ

ウォームアップには大きく2つの段階があります。

第一段階: 議論の雰囲気作り

以下のような状態に陥ると議論が盛り上がらなくなります。

  • 目上の人に遠慮してしまう
  • お互いに意見を言うのを牽制しあって、なかなか発言しようとしない
  • どのような意見を言えば良いか見当がつかない

ファシリテーターはこのような戸惑いを解消し、参加者が発言しやすい雰囲気を作る必要があります。

長時間にわたる議論が予定されたり、参加者同士がまだ親しくない場合などは、簡単なゲームで参加者同士をリラックスさせたり、議論を進めるためのルールを最初に共有するなど、 いわゆる「アイスブレイク」を行う場合も多いです。

第二段階: 問題意識・目的の共有

テーマが多く、それが複雑に入り組んでいる場合には、それぞれの場面場面で、どのような目的を持って議論するかを明確にしましょう。そうでないと、発言が横道にそれたり、関係のない議論に時間を費やしてしまう恐れがあります。

ステップ2:議論の実施

議論をする中では、以下の2つの場面が存在します。これらは順番が決まっているわけではなく、2つを繰り返しながら議論は進んでいきます。

①アイディアを出し合う

アイディアを出し合う場面では、アイディアの内容よりもその量が重要になります。ですからアイディアは批判されることなく、多く出してもらうことが大切です。 ファシリテーターは 参加者からアイディアを引き出し、安心して発言できるように配慮する必要があります。

②アイディアをまとめる

出てきたアイディアを評価し、 複数を1つに纏めたり、取捨選択していくプロセスです。 出されたアイディアの中で何が今回の目的から見てベストなのかを議論し、参加者全員の見解としてまとめていきます。 この場面では意見が対立したり、横道にそれた発言が出てきたりすることもあります。 ファシリテーターはそうした状況に適切に対処し、妥当な見解を導き出し、合意を取り付ける必要があります。

ステップ3: クロージング

クロージングは議論の結果として「どのような結論に至ったか」と言うことを共有し、 その議論を終了します。 結論に加えて、各出席者が会議の終了後に何を、いつまでにやるのか(タスクの振り分け)など、会議がただの話し合いで終わらないように、リーダーシップを持って物事を進めていく力も必要です。

ファシリテーション | 議論のプロセス
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